高田喜佐さんのこはぜの靴
シューズデザイナーの高田喜佐さん。葉山でよくお目にかかった。
東京でのお通夜では雪が降っていたけれど、沢山の参列者で長い列が出来た。
そして、その列の一人ひとりに喜佐さんの会社の方がホカロンを配っていた。
本当に暖かい心配りだった。
ヤーミーさんにはちょっと小さいとの事で喜佐さんの靴を頂いた。
「こはぜ」を使っている靴。
「こはぜ」は着物を着る方ならご存知「足袋」に使われている。
それを靴に使ったもので、とても歩きやすい。
表は黒だけれど内側はハッとするような鮮やかな赤。
ちょうど数日前新しいカタログが届いた所だった。
裸足が好きだった喜佐さん。
みつあみのヘアスタイルがとてもキュートだった喜佐さん。
喜佐さんの精神は今も脈々と息づいている。
喜佐さんの著書「素足が好き」の前書きにこんな文章があった。
風のように 野山を駆ける靴
鳥のように 空を飛ぶ靴
船のように 海を渡る靴
車のように アスファルトの上を走る靴
裸足のように 歩く靴 ~~
そう、だから今日は喜佐さんの靴を履いて出かけた。
裸足のように歩く靴。
喜佐さんの笑顔を思い出しながら。
by shinpm | 2007-02-16 20:43 | 逗子・葉山・秋谷・鎌倉・三浦